Agent Redactor で OpenCode を使う

前提条件: Agent Redactor を Microsoft Store または PowerShell のワンライナーでインストールします。また、OpenCode のインストールも必要です。
  1. プロファイルを作成し、API プロキシを設定する

    左側のサイドバーのプロファイル一覧からプロファイルを選択するか、新しく作成します。プロファイル名を設定し、空いているローカル URL のポート(例: 8080)を選び、プロバイダーの実際の転送先エンドポイント(例: https://openrouter.ai/api/v1)を入力して、実際のAPI キーを貼り付けます。キーはローカルで暗号化され、マシンの外に出ることはありません。

    Agent Redactor の API プロキシセクション(プロファイル名 OpenRouter Provider、ローカル URL localhost:8080、転送先 openrouter.ai/api/v1、API キー欄)
    プロファイルを設定します。ローカル URL は OpenCode の接続先、転送先は実際の API エンドポイントです。
  2. AI 検出とマスキングルールを有効にする

    マスキングする PII カテゴリを選択します。プロジェクト固有の機密情報には、正規表現ルールキーワードも追加できます。

    AI 検出モデルが有効で PII カテゴリにチェックが入った Agent Redactor の画面、統計パネル、検出された PII を示すセッションのマスキングログ
    AI 検出は全カテゴリ選択で有効です。セッションのマスキングログには検出された PII(例: 「Bob」が private_person として検出)が表示されます。
  3. OpenCode を開く

    OpenCode を起動します。チャット入力欄と現在のモデルセレクターがあるメイン画面が表示されます。

    OpenCode のメイン画面(New session、チャット入力欄、Big Pickle と表示されたモデルセレクター)
    チャット入力欄とモデルセレクターがある OpenCode のメイン画面。
  4. モデルセレクターを開く

    チャット入力欄に /model と入力すると、モデル選択ダイアログが開きます。ショートカット Ctrl+' も使えます。

    チャット入力欄に /model が入力され、モデル選択プロンプトが表示された OpenCode
    /model と入力してモデルセレクターを開きます。
  5. 「Connect provider」をクリックする

    モデル選択ダイアログの右上にある Connect provider ボタンをクリックして、新しいプロバイダー接続を追加します。

    右上に Connect provider ボタンがある OpenCode のモデル選択ダイアログ
    Connect provider をクリックして Agent Redactor を追加します。
  6. 「Custom OpenAI-compatible provider」を選択する

    プロバイダー一覧の Other セクションまでスクロールし、Custom OpenAI-compatible provider を選択します。これで OpenAI 互換の任意のエンドポイントに OpenCode を接続できます。

    プロバイダー一覧が表示された OpenCode の Connect provider ダイアログ(Other セクションに Custom OpenAI-compatible provider あり)
    Other セクションから Custom OpenAI-compatible provider を選択します。
  7. プロバイダー情報を入力する

    カスタムプロバイダーのフォームに以下を入力します:

    • Provider ID: agent-redactor
    • Display name: Agent Redactor
    • Base URL: http://localhost:8080/(Agent Redactor のポートと一致させる必要があります)
    • API key: 空のままにします。Agent Redactor がヘッダーによる認証を管理します
    Provider ID agent-redactor、Display name Agent Redactor、Base URL http://localhost:8080/ が入力された OpenCode のカスタムプロバイダーフォーム
    プロバイダー情報を入力します。Base URL は Agent Redactor のプロキシポートと一致させる必要があります。
  8. モデルを追加して送信する

    Models セクションまでスクロールします。モデル ID(例: nvidia/nemotron-3-ultra-550b-a55b:free)と表示名(例: 「Nemotron 3 Ultra」)を入力し、Submit をクリックして保存します。

    モデル ID nvidia/nemotron-3-ultra-550b-a55b:free と Submit ボタンが表示された OpenCode のカスタムプロバイダーフォーム Models セクション
    モデルを追加して Submit をクリックします。
  9. モデルを選択する

    /model ダイアログに戻り、「agent」で検索すると、Agent Redactor プロバイダーの下にモデルが表示されます。それを選択すると、すべてのリクエストがプロキシ経由で送信されます。

    agent で検索し、Agent Redactor プロバイダーと Nemotron 3 Ultra (Free) が表示された OpenCode のモデルセレクター
    「agent」で検索して Agent Redactor プロバイダーを見つけ、モデルを選択します。
  10. チャットを始める

    メッセージを送信します。この例ではユーザーが「My name is Bob」と入力しました。Agent Redactor は「Bob」を PII として検出し、LLM に転送する前にマスキングし、応答で元の値に復元しました。

    「Bob」という名前がマスキングされ応答で復元された、Agent Redactor 経由の会話を表示する OpenCode チャット
    「Bob」は送信時にマスキングされ、応答時に透過的に復元されました。

マスキングの確認

Agent Redactor の「セッションのマスキングログ」で、何が検出されたかを正確に確認できます。

Requests: 1、PII: 1 の統計と、PII private_person Bob が記録されたセッションのマスキングログを示す Agent Redactor の画面
統計パネルには「Requests: 1, PII: 1」、セッションのマスキングログには検出された値がタイムスタンプとタイプ付きで表示されます。
ヒント: プロファイルで 正規表現ルールキーワードを使用すると、AI モデルが見逃す可能性のあるプロジェクト固有の機密情報(内部ホスト名、独自 ID、プロジェクトコードネームなど)も検出できます。